年少さんになると自我や自制心も成長してきて出来る習い事が一気に増えてきますね。
この時期から習い事デビューをする人も多いのではないでしょうか?
習い事を始めたいのに、子供が嫌がって始められないというご家庭もあるかもしれません。
今回はまさにその状態だった恥ずかしがりやの我が子が習い事の一歩を踏み出すまでの話です。
子供に合わせて最初の条件を変えてあげると、楽しく習い事を始める事ができますよ😊
途中退室を勧められたバレエの体験
我が家の娘は日ごろからダンスが大好きで保育園でもうちの子がクラスのダンスリーダーですと先生が褒めてくれるほど。
そんなダンスが好きな娘を見て、習わせてあげたいなと思い4歳になってから早速バレエの体験にいきました。
テレビでバレエを見ても釘付けで、絶対に気に入るだろうと思い体験に行きました。
ところが、子供は教室で皆が並んでいるところに行く様に促しても「嫌だ」と離れず…
先生が今回は見学にしましょうか?とおっしゃって下さったので見学に変更しました。
その後も本人が「やりたい」と言うので見学に連れて行ったのですが、途中で「帰りたい」という始末…
人見知りなので、知り合いがいないと無理なのかもしれないと教室にいく事はやめにしました。
それから数か月経って、保育園のお友達が別のバレエ教室に通う事が決まりました。
仲のよいお友達が一緒なら始められるのではないかという淡い期待を抱いて、お友達と同じ時間帯に体験に行きました。
お友達の隣で最初一緒に座っている事はできたのですが、先生のいう事を全く聞かない娘。 ついには先生に「嫌になったらいけないので」と途中退室を促されました…
なぜ先生の事を無視したのか
大好きなはずのダンス、それでも習いたくないというならもう習い事は無理なんじゃないか。
その前に、一生懸命声をかけて教えて下さっている方を完全に無視するとはどういう事なんだ。
母の中で色々な葛藤があり、数時間ぼーっとしてしまいました…
その後子供とどうして先生が娘に直接お話しているのに無視したりしたのか。
お友達も気にして教えてくれているのに、なんで無視したのか。
それを聞いてみました。
「恥ずかしいから」 最初はこれしか答えてくれなかったのですが、母が頭を抱えていると本人も頑張って考えてくれました。
その答えがこちらです。
・周りの子は可愛い恰好をしてるし既に出来ているのに、自分は普通の服で何も分からず恥ずかしかった。
・自分だけできないのが恥ずかしかった。
うーん、分からないでもない。
条件を変えて別の習い事に挑戦
夫と話し合い理由は分かったけれど、それをほったらかしにしても何も解決しないし人を無視していい事にはつながらない。
経験が必要だという事で、今度は夫が習わせたいスイミングの体験に行く事になりました。
たまたま近くの教室で新規時間枠が出来て、新規メンバだけを集めた体験会が開催される事になりました。
全員初めてなら、皆分かっていないし人数も定員5人で少ないから大丈夫かもしれない。
泳ぎたいなんてほとんど言った事ないし、プールなんて1歳位の頃に1度温泉プールに行っただけでした。
大好きなダンスが駄目だったのに、大して興味を示していなかったプールなんて出来るのだろうか。
一切期待せずにプールの体験会に参加しました。
最初は母と妹だけが見学しており、案の定プールサイドから「ママーママー」とこっちを見て準備運動を全然しません…
見学はプールサイドからだったので、今にも母のところに来るんじゃないかと思っていました。
コーチも懸命に娘に声をかけてくれます。
私はコーチの方を向くように指さしていました。
途中から父が見学に加わりました。
父は「頑張れ~楽しんで!」と声をかけました。
その頃から少しずつ娘は先生のいう事を聞き始めました。
一緒に参加して、どんどん上達していき母や父の方に向かってドヤ顔してきます。 父母はグーで返し、妹は頭の上で両手を叩いていました。
それからは自分からコーチに「私上手にできたよ!」「水着かわいいでしょ見て!」 と自信たっぷりに色々アピールを始めました。
すっかり自信をつけた娘はプールの中でジャンプするのに、先生が手を貸そうとするのも 大丈夫と振り払って自分でどんどん動いていました。
最後コーチにも今日のレッスン中に一番成長したのは娘さんですねと言われました。
ちなみに、一緒に体験した3人は皆男の子で上から小1、年中、年少さんでした。
驚きを隠せませんでしたが、娘が本当に自信をつけて楽しんでいたのがとても伝わったので入会しました。
何が娘を変えたのか
一体何が違ったのか?
バレエ | スイミング | |
人数 | 7人 | 4人 |
掛け声 | 先生の方を向く方に促す | 頑張れ!楽しんで! |
見学者 | 母 | 父母妹 |
レッスンの対象者 | 入会済みの生徒 | 入会前の未経験者 |
娘が言っていた未経験者で少人数は確かに当てはまっていました。
その他には、見学していた親の要因も少しあったかもしれないと考えました。
母の私は先生のいう事を聞いてほしくて、先生の方を見るように促していたのですが 夫は楽しむ様に声掛けし、出来たらグーサインを向けていました。
後から娘に聞くと、ママとパパがグーサインして妹が頭の上で両手叩いてたと喜んでいました。
この見る姿勢にも大きな違いがあったかもしれないと反省しました。
また、娘に聞くと「パパが来たからちゃんとしないと怒られると思った」からちゃんと先生の話を聞く事にしたらしいのですが、ちゃんとしたら出来て楽しかった様です。
先生に教わった事を素直に実践すると出来る事が増えて楽しいという体験ができたのはかなり大きな一歩だと思います。
次のステップ
ダンスでパパが見学する機会はあまりないのかもしれませんが、今回先生に習って出来る様になるととても楽しいという事は学んだ様なので以下の条件で挑戦してみたいと考えています。
・5人以下の体験レッスン
・未経験
・見学する時は親は応援する。
この条件が揃う場所を見つける事は難しいのですが…
これからも一歩ずつ学ぶ事の楽しさを経験して実感させていきたいと考えています。
人には向き不向きがあります。
最初から物怖じせずにどんどん挑戦できる子もいるでしょう。
その一方で最初の一歩を踏み出すのに躊躇してしまう子供もいると思います。 そういう時は、状況を整理して踏み出せる環境を整えてあげましょう。
そして本人が「出来る」という自信をつけさせてあげる事が大切です。
小さな一歩から初めて徐々にステップアップし、どんどん自信を大きなものに成長させてあげましょう。
出来る体験を積む事は自己肯定感を育む為にとても大切な事です。
子供の正確に合わせて、初めの一歩を一緒に探してあげましょう。
思考停止から抜け出すにはまずは暮らしを変える事がおすすめ。何も考えず読んでみて!
これからの時代に必要なチカラ。私達が受けた教育と同じ事は次世代には通用しない。難しく考える必要はなくて、楽しめばいいハナシ♪
はち子のプロフィール。これまでの生活や、変えていったこと人生が好転していったハナシ。
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